とある宿
古民家ゲストハウス
ごあいさつ
その昔ベトナムを旅していたら、1階がカフェと旅行会社になっていて、
2階が宿泊スペースになっている安宿(ゲストハウス)街をみつけました。こんなの日本にあったらいいのにな。。とぼんやり思い描いたのは学生時代。
旅の企画がしたいと海外の旅行会社に入るも、担当エリアが秘境だったこともあり、人とのふれあい重視の企画はなかなかできず。海外にばかり目をむけていたので、もっと日本を見てみよう!と会社を辞めて四国八十八か所めぐりに行ってみたら、人の温かさ、田舎の懐かしさにもうすっかり日本にはまってしまいました。
「日本の田舎って素敵。」 知人にそんなことを伝えると、昭和村に来ない?と誘ってくれたので、初めて昭和村を訪れたのは、2009年の春。
ぷらーっと散歩していたら、よくわからない不思議な草が干してある。 「これは何の草ですか?」とその家のおばちゃんに聞くと、おばちゃんは 「あがらっしぇ~」とお茶を出してくれました。お茶の次にお菓子がでてきて、そして最後にはアイスクリーム・・・。 帰りのバスでは、運転手さんが蕨をくれたり、湧水のところでとめてくれたり・・・。
なんって、魅力的な村でしょう。
そんな温かい出来事もあり、「人と人が交流する旅」をつくるには、実際に旅先に住まなければできないんだよな。との想いもあって、2010年の春に 移住を決意しました。
「人はもう観光地への旅はしない、人は人に会うために旅をするんだ」
と恩師の方が言ってた言葉をよく思い出します。
昭和村に滞在してもらって、、「来てよかった。楽しかった」っていってくれて、 村の人も「楽しいね!」とか「今度はこれをやってみたらどうかな?」って言ってもらえるようなきっかけ作れたらいいな。
そして、参加者が「ああ、また昭和村に行きたいな。」と思い立った時に気軽に村に来れるような、そんな仕組みつくれたらなあ・・・。
この宿は2011年9月にオープンしました。歩みはゆっくりですが、小さな山奥の村でも、人が来る魅力が詰まっていること、村内外に発信していきます!
昭和村に、是非遊びにきてくださいね。
あるじ 菅家 まゆみ
